皆さん、入職してから病棟の先輩看護師さんと関わり、いろんな看護師がいると実感したと思います。
人間関係は、仕事をする上でとても大切だと思います。
好かれて気に入られるように取り繕うのは大変ですが、最低限仕事仲間、先輩としてのコミュニケーションを取れると仕事が楽になりますよね。
上手に先輩と関わって、人間関係の悩みを小さくし、少しでも仕事をしやすくなるようにするために読んでいただきたいと思います。
私は看護師1年目の時、先輩との関わり方について悩みました。
私は、上手に先輩と関わることができない新人看護師の1人でした。
他の新人の同期と比べても
- 威圧的で強い口調を取られる
- ため息をつかれる
- 同期と比べられる
- 見えるところで聞こえるように悪口を言われる などなど。
実際に私は新人時代このような扱いを受けていました。
なんで私ばかり、、、と思っていて、仕事にも行きたくなくなりました。
先輩から威圧的な態度を取られると、周りの人に聞きづらくなり、どんどん孤立していってしまいます。
わからないことなども聞きづらくなり、負のループに陥ってしまい、同期とも差をつけられてしまいますよね。
これらのことから、自分を守るために、程よい距離で先輩と関わることは大事なのがわかります。
「私と他の新人の違いはなんだろう?」
1年目の時、私はいつも考えていましたが具体的なことはわかりませんでした。
現在新人のプリセプターとして働いているからこそ、私のコミュニケーション方法はあまり良くなかったことがわかります。
今回は、私がプリセプターになってからわかる、良い人間関係の方法をお教えします。
先輩に嫌われる原因4選
先輩に嫌われてしまう原因4選は以下の通りです。
- あいさつが無い、声が小さい
- 感謝、謝罪の言葉が言えない
- 反応が薄い
- 言われたことをやってこない、自ら勉強していない
あいさつが無い、声が小さい
朝来た時、「おはようございます。よろしくお願いします。」と周りの人に向かってあいさつをしていますか?
ペアや指導に先輩がついている時、すぐに先輩看護師のもとに行きあいさつをし、自分の受け持つ部屋や、今日の受け持ち、初めてで教えて欲しいことなど、伝えることができていますか?
あいさつは、お局や上の先輩は特に重要視します。
あいさつをしないと、「あの子今日私にあいさつしてこなかったんだけど!」と陰で言われてしまいます。
感謝、謝罪の言葉を言えない
先輩が自分の受け持ちのナースコールを取ってくれた時、「○○さんの××やっといたよ」と言われた時、感謝の言葉を言えていますか?
また、「これまだやってないよ」、「できていなかったよ」と言われた時、謝罪の言葉を言えていますか?
感謝の言葉を強調して言っていないと、「あの子自分の受け持ちの部屋なのにナースコールを取らなかった」「責任感がないんじゃない?」と言われてしまいます。
謝罪の言葉がないと、「あの子は謝れない子だね」、「言い訳ばっかり言う子」と言われてしまいます。
反応が薄い
「これやったことある?」「わからないことある?」や、教えているときにメモを取っていないなど、ぼーっとしている様に見られる行動を取っていませんか?
先輩たちはいつも新人についているわけではなく、じぶんがどういう子か理解している人は少ないです。
何か反応をしてくれないと、何をアドバイスしてあげたら良いのかわからなかなってしまいます。
反応が薄いと、「反応が薄くて、何を考えてるのかわからない」、「理解をしているかわからない」と言われてしまいます。
また、自分が教えてもらいたい時、確認したい時、「わからないのでこれを教えてください」と言ってしまってないですか?
自分がどこまで理解をしているかを言わないと、「あれ?これ前説明したよね?」「全部わからないの?勉強してないね」と思われてしまいます。
言われたことをやってこない、自ら勉強していない
先輩から「これまとめてきてね」と言われたり、「これ勉強してきてね」と言われたら、次に出来ているか確認する先輩が多いです。
受け持ち患者の最低限の病態や病状は説明できる様に疾患や薬を学んでくる必要があります。
出来ていないと、自分が勉強していても「この子理解してない、勉強できてない」と言われてしまいます。
みなさんはこのようなことを言われてしまって無いですか?
私は新人さん達は業務や勉強を頑張っていない人なんていないと思っています。この様に言われてしまうのはもったいないですよね。
私が思う上手に先輩付き合いをするために行った方がよいこと4つ
- 大きな声であいさつをする
- 感謝、謝罪の言葉を強調して言う
- リアクションをする
- 言われたことは必ずやる、勉強し勉強した姿勢を見せる
大きな声であいさつをする
あいさつは、上の先輩は特に重要視します。
大きな声で聞こえる様にあいさつをすると、「しっかりしている子」という印象がつきます。
あいさつ1つでこんなに変わるのなら、言わなきゃ損ですね!
感謝、謝罪の言葉を強調して言う
基本的に、自分の受け持つ部屋のことをやってくれた時は、「ありがとうございます。」と感謝の言葉をつけましょう。
ナースコールを出てもらった時は、ナースコールの対応をしている先輩のところに行き、要件を聞き、「ありがとうございます。あと自分がやります。」と言うのが良いですね。
「これまだやってないよ」、「できていなかったよ」と注意を受けた時、今から自分がやろうと思ってても、「今からやろうと思ってました」という風にいうのはNGです。
今このタイミングでやっといた方が良いことだったから先輩がやってくれたり、ご指摘を受けるのです。
そのため、「すみませんでした。次からは気をつけます」や、「すみません、すぐやります。」ということが重要です。
感謝の気持ちや謝罪の気持ちを伝えることで、自分の患者を受け持つと言う責任感があるなと思ってもらえます。
リアクションをする
「これやったことある?」「わからないことある?」と言われた時、素直に伝えましょう。
一度やったことがあるけど、○○がわからなかったのでもう一度確認して欲しいなど、具体的に言うと良いです。
先輩たちはいつも新人についているわけではなく、じぶんがどういう子か理解している人は少ないです。
反応をしてくれると、何がわからないか明確になり、アドバイスをしやすくなります。
NGなのが、一度説明してもらっているのに初めてですと言ってしまうことです。
その嘘はすぐにバレます。先輩たちが不信感を覚えてしまいます。もう一度説明して欲しい時はその旨を言いましょう。
そして先輩から説明をしてもらっている時は、必ずメモを取る様にしましょう。
メモを取っていると、自分で後から確認できますし、先輩も覚えようとしている後輩を見て「しっかりしている子だな」と好印象を与えることができます。
言われたことは必ずやる、勉強し勉強した姿勢を見せる
先輩から「これまとめてきてね」と言われたり、「これ勉強してきてね」と言われたら、必ずその日のうちにまとめましょう。
そして、先輩から聞かれる前に自ら、「この前言われたことまとめてきました。どうですか?」と言いにいきましょう。
勉強した姿勢を見せることで、やる気がある子だと思ってもらえます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
何これ、普通のこと、当たり前のことじゃん。と思った方も多いかもしれません。
しかし、当たり前のことを当たり前にやるのが1番大切なことです。
円滑な人間関係構築のために、自分の行動を見直して、可愛い後輩を演じましょう!
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